私は自信がなくて、うじうじしているところがあろ。泣き言を言いたくなくて、そのくせ誰かに気づいて欲しくて。
そんな、負の存在であるから。
はりーを引き寄せたのかもしれぬ。いいように振り回されて、利用されて。
そんなの、あんたも同じでしょ?と、はりーは言うかもしれぬが。
お互い寂しいものだから、その分を、温め合うためにつきあっているかもしれぬね。
はりーは強い人ではなかろ。
幸せになりたくてもがいて。満たされそうになったと思うたら、突き落とされて。
何年も一緒にいたから、その様子をずっと見てきたのである。
私は何もせずに。
ただ、ただ、そこにいただけ。
ただ、ただ、見守っていただけ。
今だって。
ただ、ただ、待っている。