*休日のぬくまる*

ʕ•ᴥ•ʔ{ハッチャキコク〕名前の中にくまが住んでいる北海道の熊。

モノガタリ・16【本】

 
私にとって本は特別である。


小さい頃からそばにあった。


タイトルや作者に頓着せぬから、ライナスの毛布のようにいつもそばにあった本というのはなかろ。


頭の中に本の欠片がつめこまれていて、ふとした拍子にきらりと光る。あれ、何て本だったっけ。


思い出せぬのであるが、ふわりとココロを温かくする。もう一度読みたくなる。


大人になってから、持っている本のタイトルと作者名を記したノートを作った。


いつでも思い出せるように。


その本たちも、断捨離に踊らされて、大半を手放してしまったのである。もう二度と出会えぬ。


しかしながら。


手元に沢山あることが苦しかったのである。読んで愛でてさよならしたので悔いはない。


いや、悔いているな(苦笑)。



。。(〃_ _)σ∥