二十代半ば、今の皮フ科で治療を受けるまで、アトピー性皮膚炎がひどかったのである。
体はもちろん、顔にもつねに、ぐじゅぐじゅとツユがでていたのである。
着るものは綿のもので、ガーゼみたく体を保護する目的であった。
もちろん。化粧なんて、夢のまた夢であった。
その後。
皮フ科での治療と、ストレスを受けぬひきこもりを経て、すっかり良くなったのである。
その後。
病を発症し精神科に通うようになり。デイケアなるものにも足を踏み入れたであろ。
そこで。
お化粧療法なるものに出会い、せっせとお化粧して、うきうきしていたのである。
そして。
今の職場に就職し、はりきってお化粧していたが。ある時。
「あなたは肌弱いから、お化粧しなくても良くていいねー。」
ガーン。
確かにお化粧を下手だけどさ。
してもしなくても、同じならいっか。
日焼け止めだけ、塗っているのである。
。。(〃_ _)σ∥ショボーン