仕事先の利用者さんの話。
ある時から食べられなくなって、寝たきりになってしまったのである。
お部屋の入口から、ベッドが見えて。その利用者さんが、誰か通る度に目だけで見てくるであろ。
人間のどろどろと汚いものとは無縁で。
だからであろうか。
今、子ども返りしているのか、とてもかわいい。
その利用者さん。
私が挨拶をしても返してくれぬし、あちらからも挨拶をしてくれぬのであるが。
昨日。
力ない声で「おはよう」と声をかけてくれたのである。夕方の仕事の一段落ついたときであった。
小躍りしたいくらい(自制した)感動したのである。初めてであり、嬉しさを誰かに話したかったが。
皆忙しくて話せなかったので、ここで報告するのである。目がきょろりとして、本当にかわいい。
クリスマスの奇跡である。
(* ̄ー ̄)オオゲサ